In this corner of the world– category –
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第21回(19年12月)
対照的に見える二人 中段下部右のコマで、水原哲がすずを抱える描写 こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p75) 軍隊勤務がこなせる体格の良さを表しており、対照的に、すずを抱える描写がない周作が、体格に恵まれていない事を表している。 ... -
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第20回(19年11月)
この回の基本的からくり 径子28歳、すず19歳、久夫7歳 こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p70〜73 「第10回(19年6月)」(描かれた時期は1944(昭和19)年4月)で晴美6歳、周作はすずの4歳年上なので23歳だから、径子とは5歳違い。で、径... -
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第19回(19年11月)
リンの代用品のさらに代用品なすず リンの部屋の火鉢と、すずが作る代用炭団の代用品が入ったバケツが裏表でつながっている こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p59) 見た目、優雅できれいなリンと、炭まみれで汚いすずの対比。すずがそう... -
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第18回(19年10月)
径子の意地悪ではない 「…今日は すずさんには 寄らんのん」 こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p52) 竹やり作りを予定していると聞いた径子が、近づくと危険と考えて晴美に言いつけたものであって、径子の意地悪ではない。 結果的に、す... -
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第17回(19年10月)
りんどう柄の茶碗 p46で柱の側にあるりんどう柄の茶碗がp45の同じ場所に「ない」 こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p45) 何かが登場する時にはその前にさり気なく存在を描き込んでいることが多い(例えばp46)のりんどう柄の茶碗の次のコ... -
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第16回(19年9月)
径子達の気遣い 右上のコマで(芋入りとはいえ)2人分のご飯、中段左で浮かない表情のすず。 こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p35) 前回「第15回(19年9月)」の話の終わりで北條家のみならず読者もすずが妊娠したと認識している筈で、... -
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第15回(19年9月)
約束を守ろうと 下段のコマですずが何かを帳面に書き留めている こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p27) メモしているのはあいすくりいむかもしれない。でも結局「よう分からんくて!」だったのは、文書で作り方が書いてあるだけだったから... -
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第14回(19年8月)
見えない檻 遠くに山が見えるが、すずは灰ケ峰がどちらか判らない こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p19) 嫁いでから一度、半年前の里帰りの時にしか平地部まで降りた事がないから。 実質的には長ノ木という名の「見えない檻」に閉じ込め... -
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第13回(19年8月)
暑さで鈍る思考 左下の2コマで晴美に気づかず躓く こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p11) 暑さで思考が鈍っている。砂糖壺を水瓶に浮かべる(迄台詞が無い描写も、すずの認識力の低下を反映している。)という、前回「第12回(19年7月)... -
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第12回(19年7月)
黒村家(あるいは作者の思い遣り) 扉ページの径子の隣の柱に「キンヤ」「ケイコ」という文字 こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p3) 初めて明らかにされる径子の夫の名前。 「キンヤ」の名前の由来は、すずが晴美に作ってあげた笹柄の巾...