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第23回(20年正月)
「オリジナル」について 「愛國いろはかるた」の絵柄は様々なものが存在しているようで、その中からとりあえず絵柄が(この「第23回(20年正月)」で描かれているものと)ほぼ一致するものも含まれるセット(日本玩具統制協會が1943(昭和18)年12月10日に... -
第22回(19年12月)
息の合う二人 左上のコマですずが鉈を持ってくる こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p84) 水原哲が迫ってきたときに、本当に嫌ならばこの鉈を構えることもできたが、すずはそうはしない。 そして、すずが鉈を持ち込んだことで、「水原哲の... -
第21回(19年12月)
対照的に見える二人 中段下部右のコマで、水原哲がすずを抱える描写 こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p75) 軍隊勤務がこなせる体格の良さを表しており、対照的に、すずを抱える描写がない周作が、体格に恵まれていない事を表している。 ... -
第20回(19年11月)
この回の基本的からくり 径子28歳、すず19歳、久夫7歳 こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p70〜73 「第10回(19年6月)」(描かれた時期は1944(昭和19)年4月)で晴美6歳、周作はすずの4歳年上なので23歳だから、径子とは5歳違い。で、径... -
第19回(19年11月)
リンの代用品のさらに代用品なすず リンの部屋の火鉢と、すずが作る代用炭団の代用品が入ったバケツが裏表でつながっている こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p59) 見た目、優雅できれいなリンと、炭まみれで汚いすずの対比。すずがそう... -
第18回(19年10月)
径子の意地悪ではない 「…今日は すずさんには 寄らんのん」 こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p52) 竹やり作りを予定していると聞いた径子が、近づくと危険と考えて晴美に言いつけたものであって、径子の意地悪ではない。 結果的に、す... -
第17回(19年10月)
りんどう柄の茶碗 p46で柱の側にあるりんどう柄の茶碗がp45の同じ場所に「ない」 こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p45) 何かが登場する時にはその前にさり気なく存在を描き込んでいることが多い(例えばp46)のりんどう柄の茶碗の次のコ... -
第16回(19年9月)
径子達の気遣い 右上のコマで(芋入りとはいえ)2人分のご飯、中段左で浮かない表情のすず。 こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p35) 前回「第15回(19年9月)」の話の終わりで北條家のみならず読者もすずが妊娠したと認識している筈で、... -
第15回(19年9月)
約束を守ろうと 下段のコマですずが何かを帳面に書き留めている こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p27) メモしているのはあいすくりいむかもしれない。でも結局「よう分からんくて!」だったのは、文書で作り方が書いてあるだけだったから... -
第14回(19年8月)
見えない檻 遠くに山が見えるが、すずは灰ケ峰がどちらか判らない こうの史代(2008)『この世界の片隅に 中』双葉社. p19) 嫁いでから一度、半年前の里帰りの時にしか平地部まで降りた事がないから。 実質的には長ノ木という名の「見えない檻」に閉じ込め...